まずプレイヤーの目を惹くのは,蛍光色を基調としたカラフルな背景や,電子メーターを思わせる不思議な装飾など,随所にこだわりが感じられるグラフィックスだろう。画像をひと目見てもらえば,
「古き良き未来」とでも表現したくなるような雰囲気が分かってもらえるはずだ。
本作では,走行距離から換算されるスコアを追求することになる
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標準のゲームモードは定められたコースを完走する
「レベル」と,ひたすらに障害物を避け続ける
「エンドレス」の2種類がある。どちらもゲーム性は同じだが,まずは目的が明確なレベルからプレイするといいだろう。
自機となる宇宙船は画面左側をタップすれば左に,右側をタップすれば右に移動できる。通常のランニングゲームと違ってコースは明確に区切られていないの で,移動の自由度は高いが,その分精密な操作が要求される。地面はパネルが並べられているので,これを目安にライン取りをするといいだろう。
パネルはマス目のように並んでおり,擬似的なラインとして視認できる
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「レベル」では,2回までのミスなら復活可能。エンドレスは1回のミスでゲームオーバーだ
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主な障害物となるブロック以外にも,穴が空いていたり,極端に狭かったりするコースがなかなかの難敵となる。障害物を避けつつ,正しいルートを通っていかないといけないうえ,自機はどんどんスピードアップしていくので,的
確で素早い判断が必要だ。
また,ゲームの難度(「イージー」「ミディアム」「ハード」「エクストリーム」の4種類存在)を上げると新たな障害物が出現。左右に往復する球体や,同じラインに入った途端に突進してくるオブジェクトなど,どんどん多彩かつ厄介になってくる。
BGMもテクノ風で世界観の演出に一役買っている
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ゲーム中ではアイテムも登場。一定時間獲得スコアを倍にしてくれるものや,1回だけ障害物に接触してもミスにならなくなるシールド,前方に射出するレーザー,視界内のブロックを地面に押し込むものなど,こちらもバリエーションに富んでおり,役立つものばかり。
当然ながら積極的に取っていきたいが,場合によってはかなりシビアな操作が必要になるので,ときには我慢も必要だろう。
アイテムを取ろうとして障害物と衝突……なんてベタな展開は避けたい
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操作は単純ながらなかなかに手ごわく,ハード以降は苦戦するプレイヤーが多くなりそうだ。エクストリームともなるとコースの大半が崩れており,仮に障害 物がなかったとしてもまともに進めないと思えるほど。極限の集中力と指先の操作が問われるので,この手のゲームに自信がある方はぜひ挑戦してみてほしい。
なお,追加課金で購入できる
「LASERDANCE」と
「SYNTHROCK」は,デザインがガラリと変わり,違った雰囲気でゲームを楽しめる。本作が気に入った方は購入を検討してはどうだろうか。
文字通りレーザーが踊るLASERDANCEは,左右に漂う足場が登場。落下の危険が高まる
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SYNTHROCKは床のパネルが正方形ではなく三角形になっており,独特なコース形状に戸惑うはず
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