ゲームの基本的なルールは非常に簡単。画面右から音楽に合わせて高速で突っ込んでくる敵が，主人公の前にあるサークルに重なった瞬間に画面の任意の場所をタップすれば，主人公がその敵をハンマー（キャラによってはギター）でふっ飛ばす。
　ハンマーを振るタイミングがずれると，敵の攻撃で主人公のHPが減ってしまう。ステージ終了までHPが残っていれば，そのステージはクリアだ。なお，各ステージには1～3曲の音楽が用意されているが，曲の組み合わせ，敵などの出現パターンはステージごとに完全固定となっている。

リスナーのSOSで現場に急行し，音楽に乗せて社会悪を滅ぼすラジオ局「ラジオハンマー・ステーション」のDJたちが主人公。豊富なアニメパターンで動く姿が非常にキュートだ

　唯一のランダム要素は，リズムに合わせて主人公の後ろに出現するトレジャー・ボックスの中身のみ。中に入っているアイテムの効果はHP回復，サークルのサイズアップ，そして画面左上に表示されている緑色のフィーバーゲージの増加，の3種類だ。
　敵の撃破やアイテムの効果で増えたフィーバーゲージが最大になると，一定時間フィーバーモードが発動し，HPが一切減らず，敵を倒したときの判定が常に最高の「PERFECT」になる。

　以上のように簡単なルールで遊びやすいうえ，良曲揃いでリズムゲームとして文句なしの本作だが，難度は少々高め。敵の移動スピードが速く，ハンマーを振るタイミングがシビアなのだ。
　また，空振りでもHPは減ってしまうので，敵が連続で押し寄せてきたときに焦って空振りとミスを連発したりすると，一瞬でHPがなくなってしまう。なかなか厳しい仕様だが，説明したように敵の出現パターンは完全固定なので，それなりに練習すればクリアできるはずだ。

ゲームには実績も用意されており，プレイのモチベーションとなってくれる

　難度が高く心が折れそうになる場面も多いが，キャラのかわいらしさや，エピソードをクリアするごとに増えていくゲームモード（フリープレイやチャレンジ モード）などに加え，ノリノリの世界観（やりすぎな気も？）がプレイヤーを飽きさせない本作。歯ごたえ十分のリズムゲームを腰を据えて遊んでみたいという 人はぜひプレイしてほしい。

最初のエピソードでは，変態を追いかけていただけのはずなのに，巨大ロボが出現。先が読めないストーリーは必見だ